2011.08.28
[BM] 核とともに:’11平和考・京都/1 問い直されるリスクと利益 /京都 – 毎日jp(毎日新聞)
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「…「原発を建てさせなかった所が日本にはたくさんあるんです」。今月9日、京都市中京区の会議室で開かれた「福島・若狭」原発を考える連続講座。主催の「京都反原発めだかの学校」メンバーの佐伯昌和さん(56)は語り始めた。約40人の参加者に示された日本地図の28カ所に印がつけられていた。
その一つが府北部の旧久美浜町(現京丹後市)だ。75年5月、関西電力が町に事前環境調査を申し入れたことで計画が表面化した。当初、立ち退きを迫られる地元の30戸と漁協が反対したが、計画は止まらなかった。
84年、推進派の町長が関電から2億円の費用を受けて独自の地質調査を実施したが、結論の出ないまま86年に旧ソ連でチェルノブイリ原発事故が起きて凍結状態に。95年、町長が推進を表明すると、反対運動は隣接の兵庫県豊岡市も含めて再燃し、反対派が計画地の山林を取得した。結局、合併後の京丹後市が反対に舵を切り、06年に関電が中止を決めた。
「過疎地の住民が阻止してきた歴史を知ってほしい。今後のヒントになるはず」と佐伯さんは言う。…」
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