『パレスチナ 密告者とその家族』上映&トーク(岡真理さん) 2012年10月14日(日)ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
【日時】 2012年10月14日(日)
上映(1)14:00~ トーク15:40~
上映(2)16:50~
【場所】 ひと・まち交流館京都 3階第5会議室
【参加費】 一般1000円 学生・シニア800円
【主催】 ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
【後援】 特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
【問合】 又川 075-344-2371
ドキュメンタリー『パレスチナ 密告者とその家族』
The Collaborator and His Family Rechokim
トーク 岡真理さん(京都大学大学院教員)
アメリカ、イスラエル、フランス/2011/
ヘブライ語、アラビア語/カラー/Blu-ray(SD)/84分
ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)
密告者として長年イスラエルに通じていた父親が、その裏切り行為のためにパレスティナを追われ、妻と5人の子どもたちを連れてテルアビブに移り住む。イスラエルの保護を求めてやってきたにも関わらず、正式な滞在許可を与えられないまま、一家は絶えず不安定な生活を余儀なくされる。パレスティナでは裏切り者とされ、イスラエルからも切り捨てられた家族が、次々に起こる事件に翻弄される日々をスリリングに描く。
YIDFF 2005 アジア千波万波『ガーデン』監督作品。
監督、撮影:ルーシー・シャツ、アディ・バラシュ
編集:ヤナス・ビレシュコフ・ヤンセン
音楽:ウリ・フロスト
製作:ロス・カウフマン
製作会社:ユラリ・フィルムズ、
フィグ・フィルムズ
共同製作:レッド・ライト・フィルムズ、
アルテ・フランス、イエス・ドキュ、ITVS、
TVオンタリオ
配給:デッカート・ディストリビューション
ルーシー・シャツはJFCにて映画を学び、1998年に卒業。
アディ・バラシュはテルアヴィヴにあるCamera Obscura School of Artで映画を専攻し、1998年に卒業。
2人の他の作品に『Diamonds and Rust』(2001)、
『ガーデン』(2003、YIDFF 2005 アジア千波万波奨励賞)、
『Yuri Foreman』(2009)。
2人は現在、テルアヴィヴで最も大きい病院についてのドキュメンタリー6部作『The Healers』の編集作業に入っている。シャツは作り手であるだけでなく、ドキュメンタリー映画の資金調達コンサルタント、独立系映画のプロデュ-サーでもある。
監督のことば
テルアヴィヴの南、移民、売春婦、麻薬中毒者ら、社会から見放された者たちがひしめく暗い路地で、私たちはこの悲劇の物語の主人公を見つけた。『ガーデン』(2003)を撮影中、そこでパレスティナの密告者の子どもたちと出会ったのだ。彼らは必死で周囲のユダヤ人に溶け込もうとしていたが、それは所詮、叶わぬ望みだった。彼らは勝ち目のない戦争の落とし子であり、戦争が次の世代に与えた壊滅的なダメージをいみじくも象徴している。
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