2011.10.05

シリーズ「9・11、アフガニスタン空爆から10年 アフガニスタンと世界と私たちの今を考える」第2回 2011年10月8日(土)京都大学

映画「カンダハール」(モフセン・マフマルバフ監督)上映と
講演:鈴木均さん(アジア経済研究所)
「アフガニスタンはどこへ行くのか 9・11から10年を迎えて」

【日時】 2011年10月8日(土)13:30~(13:00開場)
【場所】 京都大学 吉田南キャンパス 総合人間学部棟地下 1B05教室
 (吉田南キャンパス正門入ってすぐ左手の建物の地下)⇒アクセス
【申込不要】
【資料代】 700円
【主催】 PJ21(京都大学大学院 人間環境学研究科 岡真理研究室)
 PJ21kyoto[@]gmail.com


アフガニスタンを今いちど、想起するために――

9・11によって、それまで関心の埒外に打ち捨てられていたアフガニスタンは、にわかに世界の耳目の的になりました。しかし、2003年、イラク戦争が始まると、世界の関心はイラクに注がれ、アフガニスタンは再び、忘却の深淵に飲み込まれていきました。

10年たっても米軍・NATO軍の駐留は続いています。9・11、そしてアフガニスタン空爆から10年を迎える今、あらためてアフガニスタンについて想起し、私たちが果たすべき応答責任ついて、ともに考えたいと思います。


講師プロフィール 鈴木均(すずき・ひとし)さん

アジア経済研究所 地域研究センター 主任研究員。専門はイラン・アフガニスタンの地域研究。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。同研究科にて博士号取得。1986年、アジア経済研究所入所。1989年から1991年まで、および1999年から2001年まで、2度にわたり、それぞれ2年間ずつ研究調査のためテヘランに在住。主著に『現代イランの農村都市』(勁草書房、2011年)、『アフガニスタンと周辺国—6年間の経験と復興への展望』(編著、アジア経済研究所、2008年)ほか。

映画「カンダハール」

(モフセン・マフマルバフ監督、2001年、87分)
カナダに暮らす亡命アフガン人の女性ジャーナリスト、ナファスはある日、ターリバーン支配下のアフガニスタンに残してきた妹から、人生に絶望したので次の皆既日蝕の日に自ら命を絶つという手紙を受け取る。妹を救うため、ナファスは再び故国の土を踏み、ブルカをまとい、妹のいるカンダハールを目指す。その旅の途上で彼女が目にしたアフガニスタンの姿とは…!?

世界から忘れ去られたアフガニスタンにイメージを与えたい…イランの名匠モフセン・マフマルバフ監督の名作。ユネスコのフェデリコ・フェリーニ賞受賞。


「ヤカオランの春」再上映

【日時】 2011年10月8日(土)11:30~(開場11:15)
【場所】 吉田南キャンパス、総合人間学部棟地階 1B05
【資料代】 300円

1978年の共産党クーデタから2001年の空爆に至るまでのアフガニスタンの占領と内戦とターリバーン支配のもとでの20年にわたるアフガニスタンの苦難の歴史を、ひとりの老年の難民の教師の人生に重ね合わせて描くドキュメンタリー。
川崎けい子・中津義人監督作品、2003年、83分。


今後の予定 (第3回)

講演:マラライ・ジョヤさん(人権活動家・もとアフガニスタン国会議員)
「祖国に自由と真の民主主義を求めて
~占領・軍閥・原理主義との闘い~」

【日時】 2011年10月29日(土)13:30~(13:00開場)
【場所】 吉田南キャンパス 人間・環境学研究科棟地下講義室

(企画案内より)

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