2010.10.06

京都梅小路公園に水族館? 第3回公開シンポジウム 『環境教育』から考える 2010年10月25日(月)

【日時】 2010年10月25日(月)18:30(開演)~21:00
【場所】 ひと・まち交流館京都 大会議室
 京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
 地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
 京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
 (河原町五条下る東側) TEL:075-354-8711 
【定員】300名(先着順・事前申込不要。当日会場にお越しください)
【参加費】無料 *会場でカンパを募りますので、ご協力ください。
【主催】「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」実行委員会
 (法然院、日本環境保護国際交流会(J.E.E.)、アートステージ567、
  財団法人啓明社、いきもの多様性研究所(順不同))
【問合】
「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」実行委員会事務局
http://www.eonet.ne.jp/~qzu03325/caring.html
 〒604-8862 京都市中京区壬生森町13-34 いきもの多様性研究所内 
 E-Mail:inst.biodiversity[@]gmail.com TEL/FAX:075-203-6449


環境モデル都市・京都に水族館? ほんまにほんま?

「京都市下京区の梅小路公園の一角に、オリックス不動産株式会社が国内最大の内陸型水族館の建設を進めています。5月14日、京都市が都市公園法に基づき水族館建設の設置を許可し、7月に建設工事が開始されました。

6月1日付の市民しんぶんで京都市は『京都にいながら海の体験が可能に!』と謳いました。環境モデル都市を掲げる京都市長が『なぜ恵まれた山や森や川での環境学習ではなく、わざわざ民間企業に賃貸料を下げてまで市有地を提供し、イルカショーを呼び物にする水族館建設を推進しようとされているのか、京都水族館(仮称)は“環境教育”施設ではなく娯楽施設であり、人間が自己中心的な愚か者であることを教えるだけの場になるのではないか』等の疑問に正面から答えられることなく水族館の設置を許可されたことに私は哀しみを覚え続けております。

今回、当会では、世界を巡って学び、地元の新潟に戻って地に足の付いた活動をされている高野孝子さんと環境システム学の第一人者である内藤正明先生をお招きし、“環境教育”の視点から水族館建設の意味を検証したく存じます。どうぞご参集下さい。合掌」

法然院 貫主 梶田真章


内容

  • 第一部 講演 「地域に根ざした教育の可能性 
    ~現代における環境教育のあり方~」
    高野孝子 特定非営利活動法人エコプラス代表理事
  • 第二部 講演 「自然共生社会を目指す際の地域開発モデル」
    内藤正明 特定非営利活動法人循環共生社会システム
    研究所・代表理事、京都大学名誉教授
  • 第三部 対談「京都水族館(仮称)建設の意味を問う」
    高野孝子 × 内藤正明  
    (司会進行 法然院森のセンター 久山喜久雄)

講師プロフィール(五十音順)

  • 高野孝子
    特定非営利活動法人エコプラス代表理事、立教大学特任教授、早稲田大学客員准教授。新潟県南魚沼市在住。英国エジンバラ大学で、野外・環境教育の博士号取得。90年代初めから「人と自然と異文化」をテーマに、多文化構成による地球規模の環境・野外教育プロジェクトの企画運営に取り組む。「地域に根ざした教育」の重要性と「農山村は学びの宝庫」を訴え、2007年より「TAPPO南魚沼やまとくらしの学校」事業を開始。2010年7月公開の龍村仁監督「地球交響曲第7番」に、アンドルー・ワイル博士らとともに出演。著書に『地球の笑顔に魅せられて』、『場の教育』、『てっぺんから見た真っ白い地球』、『ホワイトアウトの世界で』、『世界遺産の今』(共著)、『野外で変わる子どもたち』など。
  • 内藤正明
    経歴:1939年大阪府生まれ。1962年京都大学工学部卒業、1969年京都大学工学博士、1995年京都大学工学研究科教授、2002年京都大学大学院地球環境学堂長(併任).2004年佛教大学社会学部教授、現職:(NPO)循環共生社会システム研究所・代表理事、滋賀県・琵琶湖環境科学研究センター長。専門:環境システム学。主な著書:「持続可能な社会システム」岩波講座。主な仕事:自然共生型社会の実現に向けた研究と実践活動、および市民技術の形成。
(企画案内より)⇒ 詳細情報

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