2010.01.03

『昭和八十四年~1億3千万分の1の覚え書き』 
ドキュメンタリー映画上映会 2010年2月20日(土)

【日時】 2010年2月20日(土)
 上映開始時刻 (1)12:00(2)14:00(3)16:00(4)18:00
【場所】 「ひとまち交流館京都」3階 第3会議室
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
(河原町五条下る東側 TEL:075-354-8711
 市バス「河原町正面」下車すぐ、京阪「清水五条」駅下車徒歩8分、
地下鉄烏丸線「五条」駅下車徒歩10分)
【料金】 一般1000円
 シニア(60歳以上の方)800円/会員700円
【主催】 反戦老人クラブ・京都
 ピースムービーメント実行委員会
 ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
【問合】 マタガワ TEL:075-344-2371


ドキュメンタリー映画上映会
『昭和八十四年~1億3千万分の1の覚え書き』

(2009年/84分)
構成・演出:伊藤善亮 企画・撮影:若尾泰之
制作・取材:林昌幸
公式サイト http://d.hatena.ne.jp/s84/

“昭和の闇” 最後の生き証人が、私たちに語りかける。

飯田進さん86歳。 横浜で一人暮らし。
飯田さんは、青年時代の全てを「戦場」と「牢獄」で過ごしてきた。
戦後60余年に渡り、問い続けた「戦争」を後世に伝えようと、今も執筆活動に励んでいる。そんな飯田さんのもう一つのライフワークは障害児童福祉。きっかけは長男のサリドマイド薬害による被害。スガモプリズンから釈放された後、“遅れてきた青春”を謳歌していた矢先のことだった。
大東亜戦争、BC級戦犯、スガモプリズン、
原子爆弾、サリドマイド、C型肝炎……
「昭和の闇」の数々を一身に背負わざるを得なかった1億3千万分の1。
飯田さんは、時代や社会、家族、そして自分自身とどう向き合い、どんな選択をしてきたのか
昭和84年 (2009年) となった現在もなお、未来へ何かを残そうと、懸命に模索を続ける姿を記録した“最高齢の青春ドキュメンタリー”。


映画へのコメント

  • 内海愛子さん 早稲田大学大学院客員教授
    「戦争とは、戦犯裁判とは、戦争責任とは、薬害とは…見る者に問題を投げかけ考えさせる。優れたヒューマンドキュメントである。」
  • 菅原文太さん
    「飯田進さんが語り続けているのは、激戦地ニューギニアで散った二十万人の、祖国の血への叫びである」
  • shing02さん MC (昭和50年生) 
    「“昭和”という言葉の膨大な重みを、決して重荷と思わずに、そして僕らの体の一部だということを忘れずに“今”を歩んで行こう 」
  • 柴田昌平さん 記録映像作家“ひめゆり”
    「こんな骨太な生き方を貫く老人と、一瞬でも時代を共にできた僕たち。今も煮えたぎる骨髄液を飲まされると、未来へ真摯に生きていこうという気になる」
  • 福田衣里子さん 薬害肝炎訴訟九州原告団元代表
    「『命が燃えている…』私も、たとえ、食いしばる歯がすりへっていこうとも、燃やし続けたい。そう思った」
  • 原一男さん 映画監督「ゆきゆきて、神軍」「またの日の知華」
    「“昭和八十四年”ー 見事なタイトルである。昭和という時代に翻弄されながら生きてきた人々の呪詛と無念さを、これほど端的に言い切ったタイトルは初めてだ。内容もまた、製作者たちの想いが、どこを切っても真っ赤な血がほとばしりでる濃密なものに仕上がっていて、一分のスキもない。」

制作の背景とねらい

飯田さんを撮りはじめたのは、ほんの些細なきっかけです。カメラマンの若尾が、池袋在住ということもあって、スガモプリズンについて書かれた飯田さんの著作を、たまたま手に取ったのがそもそものはじまり。著作に感銘を受けた我々は、東条元首相らスガモで処刑された戦犯たちや、後に政財界のトップに君臨し、歴史に名を残した人々とは異なる、一人の元BC級戦犯に出会いました。

飯田さんの半生は、およそ半世紀後に生まれた我々には想像をつかぬ程、重厚な“物語”に満ちていました。そして、“昭和の闇”の数々にも決して屈しない意志の力、タフでチャーミングな人間性を前に、アウトプットの形も見えぬまま撮影は始まりました(主なスタッフは皆、フリーランスとして映像制作に関わっていますが、ジャーナリストでも映画製作者でもありません)。振り返ると、要するに飯田さんの“生き様”に惹かれたのだと思います。

“戦争”“薬害”“昭和という時代”“個と公”“家族”…。当ドキュメンタリーには様々なテーマが内包されていますが、まずは、長きに渡って“昭和の闇”の数々と戦い続け、86歳となった現在もなお、何かを後世に伝えようと試行錯誤を続ける「飯田進という物語」を知ってもらいたいと考えています。
(文:構成・演出 伊藤)

出演:飯田進さん

1923年京都府生まれ。昭和18年海軍民政府職員としてニューギニア島へ上陸。終戦後、BC級戦犯として重労働二十年の刑を受け、スガモプリズンに送還された。2009年現在、社会福祉法人「新生会」と同「青い鳥」の理事長を務めている。著書に『地獄の日本兵~ニューギニア戦線の真相』(新潮社)『魂鎮への道』(岩波書店)『青い鳥はいなかった』(不二出版)など。TV番組出演や新聞などへの寄稿も数多い。

(企画案内より)

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