2008.11.24

「継続されるパレスチナのユダヤ化」 シオニズムによる「民族」純化を考える 講師:早尾貴紀氏 (京都・さぼてん企画presents)

【時】 2008年12月3日(水) 18:30開始(開場18:00)~20:30過ぎ終了
【処】 京都大学文学部新館第一講義室
資料代:500円(学生400円)(ほか相談に応じます)
【主催】 さぼてん企画
連絡先 saboten1948(アットマーク)mail.goo.ne.jp
 090-9692-0231(ハセガワ)


今から60年前にイスラエルが建国されるとき、パレスチナ人の多くは虐殺や村・町の破壊により故郷を喪失し、難民となって世界に離散しました。パレスチナ難民が(国連決議にもかかわらず)いまだに帰還権すらイスラエルに認められていないどころか、この60年にわたり、「ユダヤ人のためだけの国家」を作ろうとするイスラエルは、パレスチナのユダヤ化をずっとはかってきています。ユダヤ人と認定したものたちの移住や、イスラエル国内、西岸・ガザのパレスチナ人たちの追い出しによって。

だが、その「民族」純化――パレスチナ人から見れば、民族浄化――も矛盾だらけのものとなってきています。

『ユダヤとイスラエルのあいだ』(青土社)を今年上梓され、シオニズムという特殊なナショナリズムを考察してきた早尾貴紀さんに、現実にいま起きていることと結びつけながら、「パレスチナのユダヤ化」を語ってもらいます。(関西地方では早尾さんのお話を聞く機会は貴重です!)。
ぜひ、お越しください。

*イスラエルに「不法」滞在して働いているパレスチナ人の姿を追ったドキュメンタリー『シックス・フロア・トゥー・ヘル』(日本未公開)の一部を紹介する予定もあり。日本語訳スクリプトあり。

『シックス・フロア・トゥー・ヘル』について

『シックス・フロア・トゥー・ヘル』映像の一部


早尾貴紀さん紹介

1973年生まれ。社会思想史研究。
東京大学COE「共生のための国際哲学教育研究センター」研究員、
東京経済大学非常勤講師 など、
「パレスチナ・オリーブ」スタッフ
「パレスチナ情報センター」スタッフ
単著『ユダヤとイスラエルのあいだ』(青土社)
訳書『ディアスポラの力』ボヤーリン(平凡社)共訳 ほか多数
ブログ:「本のことなど」
http://hayao.at.webry.info/

■ ⇒ 会場までのアクセスと会場位置
(本部構内、法経済学部東館より北の建物)

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