2010.03.31

共同アピール第一次集約分と3・28集会の報告 (民族差別・外国人排斥に反対し、多民族共生社会をつくりだそう!朝鮮学校への攻撃を許さない!)

(「共同アピール運動事務局 / 3・28集会実行委員会事務局」の報告転載)

共同アピール賛同人・賛同団体(第一次集約分)1312に達する!

 2月から開始した「民族差別・外国人排斥に反対し、他民族共生社会をつくりだそう 朝鮮学校への攻撃をゆるさない」という趣旨の共同アピールの賛同人は、3月28日の第一次集約分の公表段階で、
賛同人1101人、賛同団体211団体、総計で1312に達しました。

在特会らによる朝鮮学校への攻撃に対する怒り、民族差別と外国人排斥に反対し、真の他民族共生社会をつくりだしたいという一人ひとりの願いが全国から結集したものであったと思います。あらためてご協力に感謝します。共同アピール運動は、5月20日の最終集約に向けてさらに拡大していきたいと思います。最終集約日を付記した賛同のお願いの第二版を添付しておきました。賛同人・賛同団体のみなさんに、それぞれの友人、さまざまな社会運動にともに取り組む仲間に、あらためて賛同のお願いを発信していただくようにお願いします。また、それぞれの団体・グループにおいても、代表者だけではなく、できるだけ多くの方々に賛同をお願いします。

共同アピールの3月28日公表分の一覧は、
以下の朝鮮学校を支える会・京滋のHPをご覧ください。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~mingakko/sasaerukai.htm


3・28集会 900人の結集で大きく成功!

 3月28日(日)の「民族差別・外国人排斥に反対し、他民族共生社会をつくりだそう!朝鮮学校への攻撃をゆるさない!3・28集会」(京都市円山公園野外音楽堂)は、福岡や東京など遠隔地から参加された方を含めて、約900人の結集で大きく成功しました。集会終了後、数百人の完全装備の機動隊が包囲するという厳戒体制のなか、在日の仲間たちのチャング隊を先頭に、京都市役所前までデモを行ないました。集会構成は以下のものでした。

  • 司会あいさつ
  • 共同アピールの呼びかけ人からのあいさつと報告
  • 在日朝鮮人からの訴え 京都民族教育対策委員会
    在特会らによる朝鮮学校への攻撃、
    高校無償化制度からの朝鮮学校の排除を許さない
  • 講演 前田朗さん(東京造形大学教授)
    国連人種差別撤廃委員会への参加の報告と訴え
  • アピール
    ・ 弁護士
    ・ 水曜デモ
    ・ 全国同時証言集会京都実行委員会
    ・ にっこりネット
    ・ 排外主義とたたかうネットワーク・関西
    ・ 5・30関西集会実行委員会
  • 集会宣言の採択
  • シュプレヒコール

京都新聞のウェブサイトに写真入りで記事が載っていました。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P20100328000121&genre=C4&area=K00
抗議集会に900人 円山からデモ行進

また、朝鮮新報のウェブ版に集会の詳しい報告が載っています。
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/03/1003j0329-00004.htm


在特会らの動き

 この日、在特会や主権回復を目指す会などは、部隊を二つにわけて行動しました。東九条の部隊は午後3時に北岩本児童公園で集会を行い、京都朝鮮第一初級学校前の勧進橋児童公園までのデモを約30人ほどで行なおうとしました。京都地裁が3月24日、京都朝鮮第一初級学校から半径200mの範囲内で、在特会らによる学校を非難する演説やビラ配りなどの脅迫的行為を禁止するという仮処分を決定したにもかかわらず、彼らはこのような形で三度目の朝鮮学校への攻撃をくわだてたのです。しかし、彼らのデモは、地域の住民などからの激しい抗議に直面し、解散地点まで行けずに途中で解散せざるをえませんでした。他方で、在特会らは3・28集会とデモに対して、デモの途中(四条河原町高島屋前)と解散地点(市役所前)で約30~40人で「抗議行動」を行い、攻撃を加えようとしました。しかし、デモ隊は「在特会は帰れ」「朝鮮学校への攻撃を許さないぞ」とシュプレヒコールをあびせかけ、彼らを圧倒するデモを最後まで貫徹しました。そして、解散地点で、地下街から駆け上がって攻撃しようとした在特会らの執拗な動きに対しても断固として大衆的に対峙しました。集会に参加された皆さん、またスタッフや防衛隊として奮闘していただいた皆さんにあらためて感謝します。

 昨年12月4日の在特会らによる朝鮮学校襲撃事件以降、これに反撃するたたかいがくり広げられてきました。それは1312に達する共同アピールへの賛同、3・28集会とデモの大成功、さらには京都地裁による仮処分決定など、在特会らを大きく社会的に包囲し、封じこめていくものとなってきています。それはまた、在特会らを生みだしてきた日本社会の排外主義的土壌を変革していくたたかいでもあります。5月20日の共同アピールの最終集約に向けて、さらに賛同人・賛同団体を拡大していくためにあらためてご協力をお願いします。また、5月30日(日)に大阪で、「排外主義を許さない5・30関西集会」を開催しようとする準備も始まってきています。要綱などあらためてご案内を送らせていただきます。

2010年3月30日
共同アピール運動事務局 / 3・28集会実行委員会事務局

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(企画案内・転載情報より)

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