2011.10.30

『ぼくたちは見た』上映&岡真理さんのお話 
2011年11月12日(土)ピースムービーメント

【日時】 2011年11月12日(土)18:30上映(開場18:20)~21:10
【場所】 ひと・まち交流館京都 第5会議室(3階)(定員90名)
 ⇒ アクセス
【参加費】 1000円
【主催】 ピースムービーメント実行委員会
【問合】 090-2359-9278(松本) anc49871[@]nifty.com(山崎)


スケジュール

  • 18:30~『ぼくたちは見たーガザ・サムニ家の子どもたちー』上映 
    映画公式サイト http://whatwesaw.jp/
    監督・撮影 古居みずえ
    制作・配給 アジアプレスインターナショナル
    2011年/カラー/86分
  • 岡真理さんのお話
    (演題)『〈ガザ〉:歴史の天使、あるいはナディヤの失われた脚 』
    お話の後に、質疑応答・感想意見交流(予定)
    (21:10頃 終了予定)

映画『ぼくたちは見た』の紹介

公式サイト http://whatwesaw.jp/

センセーショナルな報道の裏側で忘れられていく、
子どもたち

1400人という多くの犠牲を出した、2008年から09年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃。本作の監督であるジャーナリスト・古居みずえは、攻撃直後に現地に入り、300人以上の子どもたちが犠牲になっていたことに大きなショックを受け取材を始める。ガザ南部の農業地帯ゼイトゥーンに住むサムニ家の子どもたちは一族が一度に29人も殺されるという、過酷な事件を経験していた。古居みずえのカメラは、家族を失いながらも、懸命に生きる子どもたちの生活を静かに見守り、彼らの心の傷と変化を写し出す。20年以上パレスチナに通い続けてきた古居みずえだからこそ描きだせた、事件の後の“真実”。それに触れることは、瞬間的に消費される情報が飛び交う中で、「世界を理解するために知るべきことは何か?」を示してくれるだろう。

子どもたちの“生きる力”“人間力”が世界を変える!

親を亡くし、家も学校も破壊された子どもたち。しかし、ガザにはストリートチルドレンは存在しない。親を失い、兄弟を失っても、兄弟姉妹、いとこ、おじさん、おばさん、おばあさんといった大家族が彼らを引き取り、新しい家族としての“絆”を深めてゆく。封鎖されたガザでは、物資も少なく、日々の食事の支度もままならない。それでも、家族で食卓を囲み、瓦礫のあとで遊びながら、子どもたちはたくましく生きていく。

子供たちの証言から垣間見られるもの、それは“生きる力”“人間力”だ。なぜ国や人種、宗教が違うのに、子供の持つ“生きる(いきようとする)力”は見る者の胸を打つのか。古居みずえは特に日本に住む同世代の子どもたちや、子を持つ親の世代に見てほしいをと切望する。きっと、同じ星に生まれた彼らの姿は、今の日本に住む私たちの心にも響き、これからの世界を変えるきっかけを作ってくれる。


古居みずえ監督より

私は過去20年あまり、パレスチナに通い続けていますが、このときの攻撃のように民間の家々をはじめ、モスク、工場、学校、オリーブ畑など、ありとあらゆるものが破壊され、3週間で1400人というたくさんのパレスチナの人たちが殺されたことは初めてでした。さらに犠牲となった人たちの大半は民間人であり、300人以上の子どもたちが含まれていたことに、大きなショックを受けました。

2009年1月末、現地に入った私は、イスラエルによる軍事攻撃で親や兄弟を殺された子どもたちを追い始めました。その子どもたちは、いつまたイスラエル軍の攻撃があるかもしれないという不安におびえ、一方で自分たちが見た惨状を忘れることができず、あるいは忘れまいとして、夢と現実の狭間でもがき苦しんでいました。

映画は、爆撃の下で子どもたちは何を経験したのか、そして爆撃のあと、どんな暮らしをしているのかということを、子どもたちの言葉と絵で描いています。それは同じ地球上で起きていることであり、遠い昔の話ではなく、今、このときも苦しんでいる子どもたちの話です。この子どもたちの心の叫びを、できるだけ多くの方々に耳を傾け、観ていただきたいと思います。


古居みずえ(ふるい・みずえ)監督のプロフィール

ジャーナリスト・映画監督。アジアプレス所属。1988年よりパレスチナを取材。新聞・雑誌・テレビなどで発表。第1回監督作品『ガーダ パレスチナの詩』が好評を博し、同作品で石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞受賞。2011年新著『ぼくたちは見た-ガザ・サムニ家の子どもたち-』(彩流社)を刊行。

岡真理(おか・まり)さんのプロフィール

1960年東京生まれ。現代アラブ文学研究者。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。東京外国語大学でアラビア語を学ぶ。在学時代に、パレスチナ人作家ガッサーン・カナファーニーの小説を読み、パレスチナ問題、アラブ文学と出会う。以来、現代世界に生きる人間の普遍的思想課題としてパレスチナ問題に取り組む。
著書に、『彼女の「正しい」名前とは何か』(青土社、2000年)、『記憶/物語』(岩波書店、2000年)、『棗椰子の木陰で 第三世界フェミニズムと文学の力』(青土社、2006年)、『アラブ、祈りとしての文学』(みすず書房、2008年)ほか。訳書にサイード・アブデルワーヘド『ガザ通信』(青土社、2009年)、ライラ・アフメド『イスラームにおける女性とジェンダー』(法政大学出版、2000年)ほか。
近年は学生・市民有志による朗読集団「国境なき朗読者」を主宰、
朗読劇「The Message from Gaza ~ガザ 希望のメッセージ~」の脚本、演出を担当、「文学」の力と「肉声」がはらみもつ可能性を実践的に追究。

(企画案内より)

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