2007.08.31

『へいわ屋漫筆』第10回 焦土

 読者の皆さん、残暑お見舞い申し上げます。
思えばあれも暑い夏。日雇いアルバイト労働の厳しさに呻吟しつつ、初めて「へいわ屋漫筆」の稿を埋めたのは、去年の夏。労働は辛く創造は楽しいことに変わりはないけれど、少しは仕事にも慣れ、バイト先には平和の話題を信頼しあいながら話せる仲間も出来始めてたりします。

いつもへいわ屋店主を激励してくださる皆さん!ありがとう!店主は去年よりずっと元気です!世界に吹く平和の風も、きっと店主と同じように元気になっていくはずです。皆さんが想いを寄せてくだされば。

★ 「夏には野坂昭如を読む!」と去年書きましたが、今年再び熟読したのは中沢啓治氏の『はだしのゲン』。小さいころ絶句しながら読んだ土台の上に、歴史観や大人の感情がのり、ひとしおの読み応えでした。店主の目下尊敬する人は、主人公の中岡元君です。

どうもへいわ屋にとって夏は特別な季節。夏バテでも平和活動なら頑張りたく思うのは、なぜでしょう。へいわ屋は(この欄でも何度か書きましたが)見も知らぬ、過去生きて戦争で亡くなった方々と、心の中で対話するからなのです。

 強い日ざし、熱風、蝉の声。これらを浴びて、焦土の中からむっくりと立ち現れてくるのは、戦禍に倒れた方々。彼らはへいわ屋の肩に取りすがります。でも別に怖くはない。彼らは細い腕でへいわ屋の肩を抱き、頭をなで、背を叩き、励ましてくれているから。
「お前は私の可愛い子供。平和な世のため、お前を守ってあげる。」
かすれた声でそう告げてくれているから。慰安婦、原爆投下、沖縄戦、終戦。これらの記憶は店主に伝わっています。多分どこかの首相や、元防衛省長官によりも。

★ お盆間近の店主の幻視はともかく…。
店主に素敵なお知り合いができました。イラストレーターのいとうようこさん。フルートと日本国憲法をこよなく愛する優しいお姉さんです。
愛に溢れた、幸せでたまらなくなる絵を描いてくださいます!絶対これから大活躍間違いナシ!(website: いとよこ http://itoyoco.web.fc2.com

「絵を貸してください!」

突然の店主のお願いに快く4点も描き下ろして下さいました。絵葉書やバッジなど、グッズも沢山創られていて、預かるへいわ屋もパワーアップです!!
ご用命はへいわ屋まで☆

(C)へいわ屋 2007年8月記 (PeaceMedia2007年10-11月号掲載)
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