2011.10.30

女性に対する暴力撤廃国際デー記念シンポジウム in 京都「労働・貧困・性暴力の鎖をきろう!」 2011年11月27日(日)

【日時】 2011年11月27日(日)14:00~17:00
【場所】 ラボール京都(京都労働者総合会館)大ホール
 (阪急西院駅から東へ徒歩5分、「四条御前」バス停前)
【参加費】 500円
【主催】 アムネスティ・インターナショナル47(京都四条)グループ
 アムネスティ・インターナショナル日本「慰安婦」問題チーム
【問合】 amnesty47jp[@]gmail.com
 アムネスティ・インターナショナル47(京都四条)グループ


パネリスト

  • 宋 神道(ソン・シンド)
    日本軍「慰安婦」被害者
  • 川田文子
    「在日の慰安婦裁判を支える会」、ジャーナリスト
  • バージー石原
    フィリピン・マイグラント・センター名古屋 代表
  • 雪田樹理
    弁護士(女性共同法律事務所、DV、性暴力問題)

コーディネイター

山下明子
世界人権問題研究センター・女性問題研究部 客員研究員


構成

  • ・第一部(2時―3時45分)
    発題者紹介と発言 各20分程度
  • <休憩>
  • ・第二部(4時―4時45分)
    パネリストの質疑応答と会場を交えた意見交換
  • ・集会アピールの採択
    1.第15回ILOアジア太平洋地域会議へ(12月4―7日、京都会館で開催)
    2.京都府議会へ
    日本政府に「慰安婦」問題の早期解決を求めるための請願署名と共に

11月25日は女性に対する暴力撤廃のための国際デーですが、世界的な貧困と労働、紛争の問題もからんで、女性への暴力は減少するどころではありません。働きたいのに働けない、働いても貧困、差別と抑圧。夫、パートナーからや職場での暴力。法律では犯罪あるこれらの行為がなぜ続くのでしょうか。

アジア各地の日本軍性奴隷制のサバイバーたちは、性暴力はもとより、さまざまな身体的な暴力と屈辱を受け、20年間も正義の回復を訴えつづけていますが、日本社会と政府はその要求に応えていません。

女性への暴力と貧困の鎖を切るために、まず被害者や支援者の声に耳を傾け、その意見を聴き、そして互いにつながりませんか。つながって、問題を解決し、命の権利を実現しましょう。


発言者プロフィール

宋神道(ソン・シンド)

1922年、朝鮮の忠清南道生まれ。満16歳の時、騙されて中国中部の武昌で「慰安婦」を強制される。たびたび妊娠。漢口で子どもを産むが、慰安所で育てることはできず、近所の人に預けて岳州に移動。「部隊付き」として、応山、長安などに出かける。咸寧で日本の敗戦を知るが、行く当てもなく、日本軍人に騙されて来日。博多港に着いた後ほどなくその軍人に放り出される。その後、宮城県在住の在日朝鮮人男性に救われ、 1982年まで共に暮らす。1993年、日本政府に対し国会での公式謝罪を求めて提訴。

2011年3月11日、東日本大震災で被災。「在日の慰安婦裁判を支援する会」などの助けで、東京へ移住。現在、89才。

川田文子(かわた・ふみこ)

ジャーナリスト。1977年、沖縄に残された「慰安婦」被害の最初の証言者、裴奉奇さんに出会い、以来、日本軍「慰安婦」問題をライフワークに。日本の戦争責任資料センター共同代表。著書に『赤瓦の家――朝鮮から来た従軍慰安婦』、『皇軍慰安所の女たち』、『インドネシアの「慰安婦」』、『イアンフとよばれた戦場の少女』ほか。

バージー石原アキノ

フィリピン、ルソン島出身。1994年来日、結婚。1997 年、日本人と結婚したフィリピン女性の組織FICAP を創る。2000 年、フィリピン移住者センター名古屋を創設。現在、フィリピンと海外の女性をつなぐガブリエラ・ジャパンのコーディネイター。

雪田樹里(ゆきた・じゅり)

弁護士。2002 年に女性の権利擁護を目的とする女性共同法律事務所を設立。現在、DV 被害者のための民間シェルター「NPO 法人いくの学園」副理事。「性暴力救援センター・大阪」の運営委員。国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」理事、関西グループ事務局長。「国連・女性に対する暴力に関する立法ハンドブック」の翻訳出版。

山下明子(やました・あきこ)

研究者。1984年以来、インドを中心にアジアの国々で女性問題と宗教の現地調査。著書に『インド・「不可触民」の女たち』、『戦争とおんなの人権̶従軍慰安婦の現在性』、『アジアの女たちと宗教』、『日本的セクシュアリティ』(編著) ほか。1978 年からアムネスティ・インターナショナル会員、現在、「慰安婦」問題チーム・コーディネイター


賛同団体

フィリピン・マイグラント・センター名古屋
ガブリエラ・ジャパン
全印総連京都地連
在日の慰安婦裁判を支える会
在韓軍人軍属裁判を支援する会
日本軍「慰安婦」問題・関西ネットワーク
ハーグの会
「慰安婦」問題の早期解決を求める懇談会
旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委
キリスト教女性センター
カトリック正義と平和京都協議会
カトリック大阪大司教区社会活動センター・シナピス
京都YWCA
向日市女性の会・さわやかネットワーク
矯風会京都グループ
日本製鉄元徴用工裁判を支援する会
女性と仏教 東海ネットワーク
京都教職員組合女性部
新日本婦人の会京都府本部、
京都総評女性部
ピース9あざみ
京都立正平和の会
(順不同、2011年10月10日現在)

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