2011.03.13

ドキュメンタリー『釜の住民票を返せ!』上映&
金稔万(きむ・いんまん)監督 トーク 2011年3月27日(日)
ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー

【日時】 2011年3月27日(日)
・14:00~1回目上映 15:00~1回目トーク
・16:00~2回目上映 17:00~2回目トーク
【場所】 「ひと・まち交流館 京都」第3会議室
 (河原町五条下る東側075-354-8711)
【参加費】 一般1000円 学生・シニア800円
【主催】 ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
【問合】 075-344-2371マタガワ

釜崎の労働者の住民票が奪われた事件を追った作品です。当日は監督のキムインマンさんに来ていただいて、トークを行います。ぜひいらしてください。


「釜の住民票を返せ!」ドキュメンタリー&トーク

ゆふいん文化・記録映画祭松川賞入選作品

大阪市西成区釜ヶ崎地区、日本最大のドヤ街、日雇い労働者が多く暮らす通称あいりん地区。ここにある5階建ての44㎡ビル「釜ヶ崎解放開館」に、約3300人もの住民票が登録されていたことがマスコミ報道で明らかになった。

市当局が居住実態がないこの3300人の住民票を削除すると決めた事に怒った労働者や路上生活者やその支援者達が、住民票と選挙権を求めて闘っていく様子の一部始終をカメラが追った。

市政の迷走、行政の怠慢とお粗末な対応、一方で食べていくために、暮らしていくために行政を相手に激しく闘っていく人々の声、面構え、その迫力とみなぎるパワー。運動の中に入り込み、彼らと肌を擦り合せながら捉えた映像が迫って来る力強い作品。日本のある面の縮図が浮かび上がってくる。


「釜の住民票を返せ!」について

  • 2008/カラー/DV/45分
  • 監督:金稔万(ドキュメンタリー映像を制作する人
    1960年、済州島出身のご両親の間に在日コリアン2世として神戸・長田町に生まれる。
    NDS(中崎町ドキュメンタリースペース)のメンバー。)
  • 撮影:布川徹朗、佐藤零郎、金稔万
  • 製作:「選挙権を返せ!」製作実行委員会

2007年3月、釜ヶ崎解放会館等に登録していた2088人の日雇い労働者の住民票が一斉に消除され、選挙ができないという前代未聞の「事件」が起こった。

「派遣村」等に象徴される「貧困」や「格差」は報道されるが、寄せ場の問題、日雇い労働者や野宿者の「貧困」はほとんど知られることがない。

「釜の住民票を返せ!」は2006年暮れの釜ヶ崎の通称「三角公園」での越冬闘争の撮影から始まる。同時に世界陸上開催を口実とした「長居公園テント村」の行政代執行の撮影も並行して行われていく…

少数のスタッフによって短期間に作らざるを得なかった「記録」だが、「当事者」に伴走する視点での「映像記録」=「ドキュメンタリー」で在りえたいと思う。また、不可視の問題を可視化させることも「ドキュメンタリー」のひとつの使命だとも思う。

例えば「アジアの中の釜ヶ崎」「釜ヶ崎の中のアジア」… 済州島出身の徳山さんに遭遇したのは2007年7月29日、自民党安倍政権下での参院選の投票日、センターでのことだ。今回、その徳山さんに遭遇した映像も加え再編集した。

その後、同郷の在日朝鮮人二世である徳山さんに再会するため、あちこち訪ねてみたが叶わないまま時間が過ぎた。徳山さんは何故あの時、「外国人にも選挙権くれや!」と叫んだのか。

外国人参政権が現実の問題として浮上し、またそれに反対する勢力が台頭する今、その意味を考えたい。
グローバリゼイションの現在と過去の未精算の植民地主義との狭間で、二重三重に見えにくくなってしまった「貧困問題」をいかに映像化し可視化すればいいのか?(NDSブログより抜粋)

(企画案内より)

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