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2008.10.12

『「労働」に抗する身体』 ハギハラカズヤ 
第3回 後悔

 塾の夏期講習が終わって間髪をいれず、地域の公立中学校で教育実習をしてきた。
 実習をした学校は、世間からしんどいと言われてきた。貧しい家庭の子どもが多く、学力的にしんどいだけではなく、学校に馴染めないまま社会に出なければいけない子どもがたくさんいる。だからこの学校で生きる人間たちはみな、「非行」や「不登校」と呼ばれた生徒の内面にある苦しみと向き合ってきた。それは終わりのない闘いの日々だった。 (さらに…)

2008.08.26

『「労働」に抗する身体』 ハギハラカズヤ 
第2回 Exit Music

 勤めている塾が夏期講習の最中なので、朝から晩まで仕事に追われる日々をすごしている。働きづめのぼくもぼくなのだが、毎朝早くに通ってきては、夜遅くまで残って勉強しなければいけない受験生たちのひどくやつれた表情も、見ていてつらいものがある。 (さらに…)

2008.07.16

『「労働」に抗する身体』 ハギハラカズヤ 
第1回 秋葉原連続殺傷事件

 このエッセイを書こうと、働くことについての自分なりの考えをまとめていたとき、25歳の青年が東京・秋葉原で無差別殺傷事件を起こしたというニュースがとびこんできた。それから容疑者となったKの生活環境や生い立ち、彼が犯行に及ぶまでに書き込んだとされる携帯サイトの掲示板の存在が報じられ、ぼくたちの知るところとなった。 (さらに…)

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